年上幼なじみ
「遅かったな・・・」

「そう?」

毎週水曜日

私が春兄の家へご飯を作りに行く日・・・

春兄は何も気にせず、私を家へ入れた

春兄の家は生活感がない

黒・白の二色で整えられていて、冷蔵庫の中はお酒ばっかり・・・

「春兄!ちゃんとご飯食べてる?!」

「んーコンビニ?」

「またぁ?!」

コンビニとはコンビニ弁当のこと・・・

「だってメンドイし・・・
雛乃が、作ってくれるだろ・・・な?」

そう言ってニヤリッと意地悪く笑った

「なっ・・・私は家政婦じゃあないっ!」

そう言い捨てて、洗濯機の方へ行った

あの笑顔・・・犯罪だ・・

カッコ良すぎる・・・

気分をまぎわらすかの様に洗濯をしようとした・・・

けど量の多さに固まった・・・

洗濯物を洗濯機に入れ、キッチンへ向かった・・・
< 9 / 29 >

この作品をシェア

pagetop