イジワル御曹司は偽のフィアンセ様❤︎
白くて平家の全面ガラス張りの建物だった。
かなり大きな建物だが、いくつかの店舗が集まっている様な感じだ。
専務が車から降り、私も続いて降りる。
車の中は暗くてあまりわからなかったが、専務の服装は仕事の時に来ていたスーツとはちがい、ジャケットにカットソーにジーンズのとてもカジュアルな服装だった。
とても清潔感がある。
イケメンは何を着ても似合うけどね。
それに引き換え私はというと一見似た様な服装のように見えるが華やかさもせいけつかんもない。
一緒に並んで歩くのが恥ずかしくて、一歩下がってついて行った。
そしてお店の入り口付近までいくといきなり振り向いた。
「ここの鉄板焼き、うまいんだ」
専務の楽しそうなに不覚にもドキッとしてしまう。
店に入ると「いらっしゃいませ」という元気な声がきこえた。
薄暗い店内で流れるのはジャズ。
店内はカウンター席とガラスに面してテーブル席が6つ。
お客は……ほぼカップル。
テーブルの真ん中に置かれたキャンドルがムードをひきたてているのだろう。
私とは無縁お店。
すると店のスタッフの一人が「カミセン」と言った。
「沢田、奥の部屋でいいのか?」
「はい。料理はお任せでよかったですよね」
「ああ、頼むな」
え? ちょっと何? このやりとり。
「あの……」
「ん?」
かなり大きな建物だが、いくつかの店舗が集まっている様な感じだ。
専務が車から降り、私も続いて降りる。
車の中は暗くてあまりわからなかったが、専務の服装は仕事の時に来ていたスーツとはちがい、ジャケットにカットソーにジーンズのとてもカジュアルな服装だった。
とても清潔感がある。
イケメンは何を着ても似合うけどね。
それに引き換え私はというと一見似た様な服装のように見えるが華やかさもせいけつかんもない。
一緒に並んで歩くのが恥ずかしくて、一歩下がってついて行った。
そしてお店の入り口付近までいくといきなり振り向いた。
「ここの鉄板焼き、うまいんだ」
専務の楽しそうなに不覚にもドキッとしてしまう。
店に入ると「いらっしゃいませ」という元気な声がきこえた。
薄暗い店内で流れるのはジャズ。
店内はカウンター席とガラスに面してテーブル席が6つ。
お客は……ほぼカップル。
テーブルの真ん中に置かれたキャンドルがムードをひきたてているのだろう。
私とは無縁お店。
すると店のスタッフの一人が「カミセン」と言った。
「沢田、奥の部屋でいいのか?」
「はい。料理はお任せでよかったですよね」
「ああ、頼むな」
え? ちょっと何? このやりとり。
「あの……」
「ん?」