キミがいるからわたしがいる
無事に勉強会は終わり、真弓と真輝くんは用事があると言って帰っていった。
なんか遼くんと2人きりって緊張するな
「あのさ、はるかは好きな人っているの?」
「なに?急に どうしたの?」
「いや、気になって ごめんね、こんなこと聞いて」
「そういえば、私たちがここに来た時いた4人いたじゃん」
「あー、うん。いたね。大和達だろ?」
「うん。その人たちさ、全員小さい頃から仲良しなんだよね。よくいう幼なじみってやつかな」
「じゃあ、はるかはその中の誰かのことを好きになったりすることはないの?」
「たぶんないかな〜」
「そうなんだ」
「家まで送るよ こんな時間までごめんね」
「全然いいよ〜 あとね、今から行くところがあるから車が来てるはずなんだよね」
「じゃあ下まで送るよ」
そう言って遼くんはエントランスまで送ってくれた。
やっぱり優しいな、遼くんは。
「じゃあまた明日ね〜」
「うん。また明日。おやすみ」
「おやすみ」