契約夫婦の蜜夜事情~エリート社長はかりそめ妻を独占したくて堪らない~
「ルームシェア、増えてるって賃貸やってる友達が言ってるよ。結構トラブルも多いって話だけど、俺と晴香ならうまくいけそうではあるよね」
晴香はさっきよりも近くにある孝也の視線を言葉もなく受け止める。
そして頭の片隅で、今日は予想外の出来事がたくさん起こる日だなと思った。
初めて会社で孝也と言葉を交わしたこと、その彼が随分久しぶりに家に来たこと、それからここに連れてこられたこと…。
でもまだ何かもっと驚くようなことがこの先に待っていると晴香の本能が警告をする。さっきよりも近くにある孝也の眼差しが晴香にそう告げている。
でもそれがなんなのかまでは、残念ながら検討もつかなかった。
孝也がにっこりと笑って晴香に言い聞かせるみたいに優しく語りかけた。
「…いい方法だとは思うけど。独身の男女が二人でルームシェアとなるとやっぱり不都合があるんじゃないかな。いくら俺が信用されているとはいえ、おばさんは心配するだろう」
晴香はこくんと頷いた。
母どころか晴香だって、異性とのルームシェアには抵抗がある。相手がいくら気心の知れた孝也であったとしても。
それに孝也にだって不都合が生じるに違いない。副社長が、いくら幼なじみだとはいえ社員とルームシェアなんて、何かよからぬ誤解をされても文句は言えない。
晴香はさっきよりも近くにある孝也の視線を言葉もなく受け止める。
そして頭の片隅で、今日は予想外の出来事がたくさん起こる日だなと思った。
初めて会社で孝也と言葉を交わしたこと、その彼が随分久しぶりに家に来たこと、それからここに連れてこられたこと…。
でもまだ何かもっと驚くようなことがこの先に待っていると晴香の本能が警告をする。さっきよりも近くにある孝也の眼差しが晴香にそう告げている。
でもそれがなんなのかまでは、残念ながら検討もつかなかった。
孝也がにっこりと笑って晴香に言い聞かせるみたいに優しく語りかけた。
「…いい方法だとは思うけど。独身の男女が二人でルームシェアとなるとやっぱり不都合があるんじゃないかな。いくら俺が信用されているとはいえ、おばさんは心配するだろう」
晴香はこくんと頷いた。
母どころか晴香だって、異性とのルームシェアには抵抗がある。相手がいくら気心の知れた孝也であったとしても。
それに孝也にだって不都合が生じるに違いない。副社長が、いくら幼なじみだとはいえ社員とルームシェアなんて、何かよからぬ誤解をされても文句は言えない。