【短】好きって言って!!
声をかけにくかったからそのまま空斗達を見ていた。

「あれ??あの子陽菜ちゃんじゃない??」

一人の男の子が私を指差して言った。

空斗は、一緒にいた人達に何かを言ってから私の方へ来た。


「悪い~…気づかなかった。」

「あ…いや、、大丈夫だよ~!!それより、一緒にお弁当食べよ!!」

私は、さっきの胸の痛さを隠すためにやけに明るく言った。

「おう」

素っ気ない空斗と私は屋上へと向かった。
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