you
俺は、彼女の席に近づいて声をかけた。
「森下さん…だったよね?
3組の。」
「え…?」
彼女はびっくりしたように俺を見た。
「あ、こないだの…。
確か、三浦…くん?」
「そう。
森下さん、お昼一人?」
「え…?」
俺の言葉に彼女は戸惑ったようにうつむいた。
「うん…。」
「そっか…。」
もしかして、聞かないほうがよかったかもしれない…。
杉田の言ってた事も気になるし、それに、彼女の反応…。
もしかして…
本当に…。