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千夏…どこ行ったんだよ!?
「まったく。
あの子ったら!心配かけて。
帰ったらきつく言わなくちゃ。
隼人くん、上がって待ってたらいいわ。」
「あ、いえ…
俺探して来ます!」
俺はそう言って走り出した。
どういう事だよ!
一体何があったんだよ…っ!
どこにいるんだよ千夏!!
いつも千夏と通ってる道。
その道を千夏を探して俺は駆け回った。
必死だった。
千夏に何かあったらと思うと冷静になんてしていられなかった。
帰り道、2人でよく寄り道してしゃべる河原の橋の下…。
人影がある。
夕日が沈みかけて辺りは薄暗くなってきていた。
橋の下は、いっそう闇が濃く見える。
…あれは…
千夏…??