俺様社長と溺愛婚前同居!?
つるつるのお肌が瑞々しく、全体的に引き締まったボディライン。お腹にはしっかりと割れた筋肉があって、男の色気が溢れている。
「おはよう、結花」
美しい花が開花したような華やかな笑顔を向けつつ、彼はソファから立ち上がる。そして扉の近くで立ち尽くしている私のもとへ近づいてくる。
だめだめ……っ、そんな姿で近寄ってこないで。刺激的すぎる……!
「や……っ、だめ。近づかないで」
「……? どういうことだ?」
照れて逃げる私の様子を不思議そうに見ながら、どんどん近づいてくる。
「だって……裸だもん。恥ずかしいから、隠して……っ」
「裸って、上だけだろ。別に全裸じゃないんだから」
「でも……!」
男の人の裸を間近で見たことがない私にとっては、上半身だけでも裸は裸だ。見てはいけないものを見てしまったような気がして居たたまれなくなる。
「そうか。こういうのも慣れていないのか」
「そうだよ……っ、だから隠して」
そうお願いするのに、賢人さんは反応を面白がって服を着ようとしない。むしろどんどん近づいてきて、私のことを壁に追いやった。