俺様社長と溺愛婚前同居!?
「今日、結婚記念日だよね。花蓮、隆さん、おめでとう」
内緒で準備していたケーキをテーブルの上に差し出す。彼女は嬉しそうにそれを受け取り、箱を開けて中身を見てさらに笑顔になった。
「ありがとう! これ、手作り?」
「うん、そうだよ。花蓮の好きないちごたっぷりのケーキ」
「嬉しい!」
隣にいる隆さんも花蓮と同じようにニコニコと嬉しそう。ふたりのためにと作った甲斐があったとこちらも嬉しくなる。
「ねえ、結花。ひとつ報告があるんだ」
「……何?」
花蓮は隆さんと微笑み合ったあと、実は――と話し出した。
「私、妊娠したみたいなの」
「ええっ、本当!?」
「うん、本当。まだ心拍を確認したところで、妊娠初期なんだけど」
花蓮曰く、今月来るべき月のものが来ないので、先日婦人科に行って確認しに行ったところ、妊娠していることが発覚したらしい。
本当なら、安定期に入ってから報告するところだが、私は家族だからと早めに教えてくれた。
「よかったね、花蓮、子どもが欲しいって言っていたもんね」
「そうなの。だから、すごく嬉しい」
二十五歳で大好きな人と結婚して、二十六歳で妊娠。好きな仕事をしながら、幸せも掴んで羨ましい限りだ。