俺様社長と溺愛婚前同居!?
甘い同居生活
つ、ついにこの時間がやってきてしまった……!
夕飯を終え、バスタイムが終わったら、寝る時間だ。必要以上にキッチンの掃除をして時間を稼いだつもりだったが、新品のキッチンの掃除にそう時間はかからない。
同じお風呂に入るのは嫌だろうと気遣ってくれた賢人さんは、私に普通のバスルームを私に使わせてくれて、彼は寝室についているバスルームを使ってくれた。
別にそこはあまり気にならない……んだけど。
それよりも、そのあと!
一緒に同じベッドで眠るほうが気になる!!
お風呂から上がり、スキンケアを終えた私は、大きなため息をついたあと寝室へ向かった。
Tシャツにショートパンツという、何の可愛げもない寝間着。もっとふわふわの女子力の高い服を用意しておくんだった。
「失礼します」
寝室の扉をノックして、ゆっくりと開いて中を覗く。
すでにベッドの中に入っている賢人さんは、サイドボードにもたれて、タブレット端末で何かを見ているようだった。
紺色のパジャマを着ている姿も、リラックスした様子でいつもと違う雰囲気。私服のときよりも、更にプライベート感が強くて、他の人が知らない賢人を知った気分になる。
わ……。パジャマ姿も素敵だ。
「こんな格好でごめんね」
賢人さんの周りにいる女性だったら、もっとセクシーだったり、気合の入った可愛い格好だったりをしているはず。