好きになってくれない人へ。
話し合いはすぐに終わり、衣装係になった茉心は衣装を着る人を呼び集め、採寸を行った。
私はというと、蓮からカフェで出すメニューの監督に任命され、メニュー担当になった子達と一緒にメニューの考案に取りかかった。


「正直、今回の優勝は桜来にかかってると言っても過言じゃないからな」
「え。何それ。プレッシャーが凄いんですけど」
「え、だってお前料理は得意だろ?」
「うわ、何気に失礼」
「期待してるよ」


連のヤツ、さらにプレッシャーをかけてきた。


「ふぅ、やりますか……」


話し合いの結果、誰にでも作れて、可愛くて美味しいを大前提にした料理を思いつく限り出し合い、そこからアレンジしていく事になった。
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