好きになってくれない人へ。
「……そう。普段活動してないけど今日は部活に行きたい気分なの。それに、私がいても邪魔でしょ?」
「っ、何で機嫌悪いんだよ」
「べつに! 機嫌なんか悪くないから」
声を荒げた私は椅子から立ち上がり、教室を飛び出した。
★★★★★
あれから私が教室に戻る事はなく、蓮から電話やメッセージが何件か届いたが私は無視をし続けた。
外が騒がしくなった事からもう放課後になった事に気づき、偶然持ち合わせていたカメラをグラウンドに向けた。
グラウンドの真ん中でサッカー部の新キャプテンに任命された蓮が楽しそうに声を上げているのが見えた。
「おっ、やってるじゃん」
他校のサッカー部の部員と楽しそうにじゃれ合う蓮。
どうやらもうそろそろ練習試合が始まるようだ。
「っ、何で機嫌悪いんだよ」
「べつに! 機嫌なんか悪くないから」
声を荒げた私は椅子から立ち上がり、教室を飛び出した。
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あれから私が教室に戻る事はなく、蓮から電話やメッセージが何件か届いたが私は無視をし続けた。
外が騒がしくなった事からもう放課後になった事に気づき、偶然持ち合わせていたカメラをグラウンドに向けた。
グラウンドの真ん中でサッカー部の新キャプテンに任命された蓮が楽しそうに声を上げているのが見えた。
「おっ、やってるじゃん」
他校のサッカー部の部員と楽しそうにじゃれ合う蓮。
どうやらもうそろそろ練習試合が始まるようだ。