好きになってくれない人へ。
体育祭
私は今、少しだけ厄介な問題を抱えている。
それはコンテストに出す写真についてだ。
「ねぇ、先輩? もうそろそろ行かないと間に合わなくなるよ?」
「っ、そんな事分かってるよ!」
今日は体育祭当日。
晴天に恵まれ、この日にかけてきた運動部の生徒達がいつも以上に輝いていた。
校内広報誌の写真担当の私と蓮は競技そっちのけでカメラを構え生徒達の写真を取り続けた。
「てか先輩、もう写真は決まったの?」
「……まだです」
「それ、かなりヤバくない?」
春輝は少し前にようやく写真が決まり、余裕の表情だが、私はかなり切羽詰まっている。
あれから何度か春輝と出かけ、写真のアイデアを見つけようとしたが、どれもピンとくるものは無く今に至る。
それはコンテストに出す写真についてだ。
「ねぇ、先輩? もうそろそろ行かないと間に合わなくなるよ?」
「っ、そんな事分かってるよ!」
今日は体育祭当日。
晴天に恵まれ、この日にかけてきた運動部の生徒達がいつも以上に輝いていた。
校内広報誌の写真担当の私と蓮は競技そっちのけでカメラを構え生徒達の写真を取り続けた。
「てか先輩、もう写真は決まったの?」
「……まだです」
「それ、かなりヤバくない?」
春輝は少し前にようやく写真が決まり、余裕の表情だが、私はかなり切羽詰まっている。
あれから何度か春輝と出かけ、写真のアイデアを見つけようとしたが、どれもピンとくるものは無く今に至る。