【完】爽斗くんのいじわるなところ。
こんなの、いじめない方がおかしいから。
ちょっとした沈黙の中、
莉愛の隣であぐらをかいて座って、
肘で腕をぽんと小突いてみる。
「いた、」
「なんで俺と一緒に寝たの?」
「だって……起きなかったんだもん」
「起こせばよかったじゃん。アラームとか何でも方法あるだろ」
「……それは、」
「そんなに俺と寝たかったんだ?」
顔を覗き込んでみると
莉愛は限界まで恥ずかしそうに俯いて
「ごめんってば……!」
抱えた膝に顔をうずめ、
背を丸めて小さくなる莉愛。
ああもう、合格。
可愛すぎ。
最高に可愛いから、俺は思うんだよね。
いじめたい。
「……ねじ伏せていい?」
ちょっとした沈黙の中、
莉愛の隣であぐらをかいて座って、
肘で腕をぽんと小突いてみる。
「いた、」
「なんで俺と一緒に寝たの?」
「だって……起きなかったんだもん」
「起こせばよかったじゃん。アラームとか何でも方法あるだろ」
「……それは、」
「そんなに俺と寝たかったんだ?」
顔を覗き込んでみると
莉愛は限界まで恥ずかしそうに俯いて
「ごめんってば……!」
抱えた膝に顔をうずめ、
背を丸めて小さくなる莉愛。
ああもう、合格。
可愛すぎ。
最高に可愛いから、俺は思うんだよね。
いじめたい。
「……ねじ伏せていい?」