極上社長からの甘い溺愛は中毒性がありました
「hotoRi。今回の事は報道がやりすぎている部分も大きい。確かに私たちに秘密でストリートライブをやってしまったhotoRiにも非があるだろう。そういう時は一声掛けてくれ。心配する」
『すみませんでした』
社長は基本的な手話しか出来ない。
そのため通訳として、根本が代わりに手話をして彼の言葉を伝えてくれる。
畔は根本の手話を見たあとに、社長の方を向き直して謝罪をした。その事に関しては畔が全て悪いのだから仕方がない。素直に謝った。
「新曲の方が先に流れてしまった事は仕方がない。それにその動画のおかげで話題にもなっている。良い広告になってくれたようだな」
『発売日まで気を抜かずに他の曲も作っていきます』
「よろしく頼むよ。そして、もう1つ。こちらが1番の問題だな」
『はい………』
今までの話しは、前置きだと言わんばかりで、社長の眉間にシワが寄った。
畔は「やっぱり怒ってる」と思い、畔は身構えた。
「なんで、恋人が出来たのに教えてくれなかったんだ!そんなお祝い事、内緒にすることないだろう?」