仮面夫婦マリアージュ~愛のない一夜でしたが妊娠しました~
「嘘じゃないのか…」

カラダの中で彼の質量が増していくのを感じ、激痛で眉を歪んだ。

「…今更…無理だ・・・責任は取るから…最後まで…頼む」

優しく幾度もキスを落とされた。
その間に、彼はうねりを上げて私を未体験の世界へと誘った。

カラダの中で疼いていた感覚が甘美な愉悦へと変化し、激痛の中で私は僅かに光る白い光を見た。

私はそのまま意識を手放してしまった。



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