仮面夫婦マリアージュ~愛のない一夜でしたが妊娠しました~
惚れたと言えば、来人は猛反対して、父を通して総理に相談するかもしれない。
総理には血の繋がらない養子の息子・佐久也さん(現『周防エステート』社長)が居るけど。
彼は現周防家の当主である総理に次期当主には俺がふさわしいと助言した。
次期当主は俺に継承される可能性が高く、今が旬の周防家は大人気で、俺への見合い話は山のように舞い込む始末。
単なる繋がりや力の欲しさに群がる連中のご令嬢しか居ないし、飽き飽きしていた。
でも、俺はしくじってしまった。
俺は愛の形がなく、彼女の初めてを奪ってしまった。
どうやって名誉挽回しようか?
俺はiPhoneを取り出し、ラインアプリを起動させ、チェックしたが、彼女からの友達申請はなし。
溜息を吐いてると、来人が俺を睨んだ。
「ちゃんと仕事をしてください。副社長」
「わかっている」
「そんなに彼女はいい女だったんですか?」
「えっ?あ…」
「…どちらにしても…周防家の次期当主の嫁として相応しくありませんよ…」
総理には血の繋がらない養子の息子・佐久也さん(現『周防エステート』社長)が居るけど。
彼は現周防家の当主である総理に次期当主には俺がふさわしいと助言した。
次期当主は俺に継承される可能性が高く、今が旬の周防家は大人気で、俺への見合い話は山のように舞い込む始末。
単なる繋がりや力の欲しさに群がる連中のご令嬢しか居ないし、飽き飽きしていた。
でも、俺はしくじってしまった。
俺は愛の形がなく、彼女の初めてを奪ってしまった。
どうやって名誉挽回しようか?
俺はiPhoneを取り出し、ラインアプリを起動させ、チェックしたが、彼女からの友達申請はなし。
溜息を吐いてると、来人が俺を睨んだ。
「ちゃんと仕事をしてください。副社長」
「わかっている」
「そんなに彼女はいい女だったんですか?」
「えっ?あ…」
「…どちらにしても…周防家の次期当主の嫁として相応しくありませんよ…」