仮面夫婦マリアージュ~愛のない一夜でしたが妊娠しました~
周防副社長は私の前の肘掛椅子に腰を下ろした。
「彼は酒井衆院議員のご子息だよな…」
「彼を知ってるんですか?」
「総理の献金パーティーで見かけたコトがある…」
彼は缶チューハイのプルタブに指をかけて開けると一口だけ飲んだ。
数分もしない間に、ドアを叩くノックの音。
周防副社長はテーブルに飲みかけの缶チューハイをおいて、腰を上げた。
そして、私の折れたヒールを持って出入り口に向かう。
フロントから来た従業員の人と話をした。
二人のやり取りを見ていると急にカラダの内側に奇妙な疼きを感じ始める。
汗が滲み、全身の血が沸騰したようになり、カラダ全体が熱に侵されていった。
病的な熱じゃない。
今まで感じたコトのないカラダの変化に戸惑った。
「彼は酒井衆院議員のご子息だよな…」
「彼を知ってるんですか?」
「総理の献金パーティーで見かけたコトがある…」
彼は缶チューハイのプルタブに指をかけて開けると一口だけ飲んだ。
数分もしない間に、ドアを叩くノックの音。
周防副社長はテーブルに飲みかけの缶チューハイをおいて、腰を上げた。
そして、私の折れたヒールを持って出入り口に向かう。
フロントから来た従業員の人と話をした。
二人のやり取りを見ていると急にカラダの内側に奇妙な疼きを感じ始める。
汗が滲み、全身の血が沸騰したようになり、カラダ全体が熱に侵されていった。
病的な熱じゃない。
今まで感じたコトのないカラダの変化に戸惑った。