仮面夫婦マリアージュ~愛のない一夜でしたが妊娠しました~
私は慌てて颯真さんに連絡を入れた。
颯真さんがお義母さんに連絡、二人が『槇村レディースクリニック東京』に駆け付けた。
槇村先生の手でオペは終了していた。
二人が駆け付けたと訊き、槇村先生が私達三人をカンファレンスルームに呼んで、美穂さんの容体を説明する。
「子宮外妊娠による卵管破裂で、当院で意識を失い、その後、緊急で腹腔鏡手術により、破裂した右側の卵管をやむを得ず切除させていただきました。今は麻酔が効き、静かに眠っています・・・」
「ありがとう御座います…槇村先生」
「…美穂さんには普段から助けられているのに…俺は何も出来なかった。本当に、申し訳ないキモチで一杯だ。颯真さん」
「いや…でも・・・美穂の妊娠なんて…俺達も知らなかったし。なぁー…母さん」
「えぇ―・・・」
「私は知ってました…両家が顔合わせした時…美穂さんの口から訊きました。すいません…美穂さんには誰にも言わないでって頼まれて…私は…」
「亜優!?」
私は涙を流し、二人に詫びた。
颯真さんがお義母さんに連絡、二人が『槇村レディースクリニック東京』に駆け付けた。
槇村先生の手でオペは終了していた。
二人が駆け付けたと訊き、槇村先生が私達三人をカンファレンスルームに呼んで、美穂さんの容体を説明する。
「子宮外妊娠による卵管破裂で、当院で意識を失い、その後、緊急で腹腔鏡手術により、破裂した右側の卵管をやむを得ず切除させていただきました。今は麻酔が効き、静かに眠っています・・・」
「ありがとう御座います…槇村先生」
「…美穂さんには普段から助けられているのに…俺は何も出来なかった。本当に、申し訳ないキモチで一杯だ。颯真さん」
「いや…でも・・・美穂の妊娠なんて…俺達も知らなかったし。なぁー…母さん」
「えぇ―・・・」
「私は知ってました…両家が顔合わせした時…美穂さんの口から訊きました。すいません…美穂さんには誰にも言わないでって頼まれて…私は…」
「亜優!?」
私は涙を流し、二人に詫びた。