仮面夫婦マリアージュ～愛のない一夜でしたが妊娠しました～

聞き分けの良い娘に疲れていた時、声を掛けてくれたのが、父の秘書の梶原さんだった。

彼氏居ない歴＝年齢の私は、男性の免疫が全くなく、そのまま彼の甘い言葉に乗せられて、挙式当日に彼と二人で駆け落ちをした。

そして、私達は国内を脱出して、ハワイのホノルル空港に到着した。

「じゃあ、亜優さん…俺はこれで」

「えっ？梶原さん！！？」

「悪いね…実は俺…恋人と待ち合わせしてんだ…」

「ま、待って下さい！！？それって…」

「実は俺…会社の金を横領しちゃって…周囲の目を欺く為に…君を利用したんだ。亜優さん」

「梶原さん！？」

今までの甘い囁きとキスは…嘘！？