今日も、明日も、お前に恋をする。




あれから簡単な始業式が終わり、担任の先生から学校の簡単な説明が行われた。


「じゃあ、今日はこれで終わりです。
明日から授業が始まりるので、気合を入れてくださいね」


そう言って、担任の先生は軽く笑いながら教室を出て行った。


私は、机の横に掛けてある鞄を机の上におき帰る用意をする。


「未来は、部活とか考えてるの?」


隣の席の沙羅が、帰る用意をしながら聞いてきた。


「そうだな~、私は園芸かな」


「あ、そうなの?」


沙羅の問いにコクリと頷く。


中学の時も少しの期間だったけど、園芸部だったし、やることはだいたいわかっている。
それに、せっかくの高校生活だし、何か部活動には入っておきたい。


「沙羅は決めてるの?」


今日の放課後から一週間は、部活動の見学期間らしくて、好きな部活動を見学していいみたい。
ちなみに、この学校は部活に強制はない。


「サッカー部のマネージャーがやりたいなあって」


サッカー部の、マネージャー.....

先輩と同じ部活だ、


「そう、なんだ」


「未来はさ、この後予定とかあるの?」


今日の予定は、特にない。


お母さんに早く帰ってきてと言われたわけでもないしね。



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