今日も、明日も、お前に恋をする。
「未来、少し横になりましょう?
お父さん、未来をソファーに…!」
お父さんが私を持ち上げ、体を横にしてソファに寝かせてくれる。
「ぅ…っ、ふぅ…っ」
それでも収まらない痛みに、涙が目に溜まっていく。
もう一度、制服の上からぎゅっと胸を掴む。
すると、少しだけ痛みが和らいでいく感じがした。
「…ふぅっ」
さっきよりも息がしやすくなった。
数分の痛みだったけれど、私には何時間にも感じられた。
このまま死んじゃうかもしれないって、本気で思ってしまうほどにー。
「未来、大丈夫!?」
私と目線を合わせて焦っているお母さん。
「今日は学校に休んで病院に行こう」
眉をハの字にして、心配するお父さん。
お父さんの言葉に私はコクリと、首を縦に振った。
流石に病院に行かないとだめ、だよね。
そりゃ、そうだよね…
後で、先輩にもメッセージ送っとかなきゃ。
と思いつつも私は、体がだるくてそのまま目を瞑って意識を手放した。