今日も、明日も、お前に恋をする。
私の通う高校は、家から徒歩で30分くらいで行ける場所にある。
自転車で行ったらすぐなんだけど....
今日からは、一緒に学校まで行く人がいるから自転車は使わない。
「あら、そうなの?」
「そうなの!もう行くね?」
このままお母さんと話して原、新学期早々遅刻しちゃう!
それだけは、なんとしてでも避けたい。
「行ってらっしゃい、未来」
「うん、行ってきます!」
お母さんに見送られながら、新しい学校生活への第一歩を踏み出した。
私の通う学校は、進学校としてこの県じゃあ有名で、勉強のレベルがとても高い。
私の学力でこの学校に入学できたのは、本当に奇跡。
親からも中学の先生からも当時は、絶対に落ちるって言われて、反対されていたけど、どうしてもこの高校に入りたかった。
それは―――。
「おはようございます、先輩っ」
私の家から徒歩6分のところにあるコンビニの前で朝は、これから待ち合わせをする。
「ふぁあ、はよ」
大きな欠伸をしてから、私の頭をポンポンと撫でた。