今日も、明日も、お前に恋をする。



「じゃあ、放課後な」


「はい」


先輩と学校の近くの公園で別れて、私は、自分の教室に向かう。


昨日の入学式の時にクラス発表もクラスの場所も説明されていた。

2年生からになると、下駄箱付近の掲示板にクラスが発表されるらしく、自分で確認しないといけないんだって。


来年からは、私たちもそっち側なのか。
きっと、1年生が可愛く見えるんだろうな。

昨日入学したばかりなのに、もう来年のことを考えてみたりする。


私の教室はB組だから、1階の奥から2番目の教室。
この学校はとてもわかりやすく、2年生なら2階、3年生は3階となっている。


「あ、ここだ」


ドアの上には、1-Bと書かれてあるプレートがぶら下がっている。


ここが今日から1年間お世話になるクラス。


――ガラガラ。


教室のドアを開けると、一斉にこちらをみたクラスメイト。
その視線に耐え切れなくなって、私は、黒板の方に視線を向けた。


黒板には、クラスメイトの名前が書いてあり、端に〖指定の席に座ってください〗と書かれていた。


「あった.....」


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