【完】恋の治療は保健室で〜秘密の遠距離恋愛〜
カツン カツン

「松葉杖って歩くより大変かも」

「足元気をつけてね」

「うん。あっ瑠衣君、昼休みは若菜と二人で食べるから平川君のことお願い」

「任せて。僕は屋上で平川君と食べるから」

「奏おはよー!」

「おはよう若菜」

「日高君奏の荷物私が持つよ」

「えっ、でも...」

「私が足間違えたせいで奏をケガさせちゃったから...だからなるべく私が奏の力になりたいんだ」

「そういうことなら。はい、お願いね」

「若菜ありがとう」

「これくらい気にしないの。何かあったら言ってね」
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