【完】恋の治療は保健室で〜秘密の遠距離恋愛〜
上野君は去年も同じクラスで、文化祭の時に岡先生と楓舞さんの衣装を作った一人。部活は弓道をやっている。平川君同様、よくクラスの中心となっている。言わばクラスのムードメーカー的存在だ。

「若菜の次が平川君か...。本来なら最高に息の合った二人だからバトンパスが決まれば確実に優勝は出来るけど...」

「そう、今の二人じゃそれが出来ない」

「おいお前また足間違えただろ!?」

「うるさいね。ていうかあんたが速いのよ!」

「なんだと?」

「何さ平川のバカ!」
< 129 / 305 >

この作品をシェア

pagetop