【完】恋の治療は保健室で〜秘密の遠距離恋愛〜
瑠衣と平川は屋上でお昼を食べていた。
「珍しいなお前が誘ってくるなんて」
「ちょっと話したいことがあってね」
「なんだ?杉原を振り向かせる方法か?」
「違う違う。君と新田さんのことだよ」
「ああそっちか。本当なら男の俺があいつに合わせなきゃいけないんだけどな、あいつ、俺と二人三脚することになってから一人でトレーニングしてたんだ。それを見てたらなんか、負けたくないって思って、つい、張り合っちゃってな。お互いそれで意地になって...ダメだなこんなんじゃ...」
「別に負けたくないって思うのは悪いことじゃないと思うよ。きっと新田さんもそれは分かっている。二人はただ、プライドが高くて素直になれないんだよ」
「プライドか。確かにプライドが邪魔してるのかもしれないな。俺の場合、負けず嫌いでもあるから絶対勝つぞって常に思っている。俺さ、あいつとケンカするの嫌いじゃないんだ。あいつが向きになって俺に突っかかってくる姿が面白くて、それが楽しくてしょうがないんだ」
「珍しいなお前が誘ってくるなんて」
「ちょっと話したいことがあってね」
「なんだ?杉原を振り向かせる方法か?」
「違う違う。君と新田さんのことだよ」
「ああそっちか。本当なら男の俺があいつに合わせなきゃいけないんだけどな、あいつ、俺と二人三脚することになってから一人でトレーニングしてたんだ。それを見てたらなんか、負けたくないって思って、つい、張り合っちゃってな。お互いそれで意地になって...ダメだなこんなんじゃ...」
「別に負けたくないって思うのは悪いことじゃないと思うよ。きっと新田さんもそれは分かっている。二人はただ、プライドが高くて素直になれないんだよ」
「プライドか。確かにプライドが邪魔してるのかもしれないな。俺の場合、負けず嫌いでもあるから絶対勝つぞって常に思っている。俺さ、あいつとケンカするの嫌いじゃないんだ。あいつが向きになって俺に突っかかってくる姿が面白くて、それが楽しくてしょうがないんだ」