【完】恋の治療は保健室で〜秘密の遠距離恋愛〜
昼休みが終わって午後の練習が始まった。午前中に比べて、熱気が入っている。

「じゃあ私、平川のところに行ってくるね」

「行ってらっしゃい」

若菜は吹っ切れた顔をしてた。上手く仲直り出来るといいな。いや、きっと上手くいく。

「奏」

「瑠衣君。平川君はどうだった?」

「新田さんと同じで素直じゃないだけ。プライドが邪魔してたんだ」

「そのプライドをなくせば」

「きっと仲直りが出来る」

「何さー!」

「「!!???」」
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