【完】恋の治療は保健室で〜秘密の遠距離恋愛〜
「さっきまで震えていたのに急にそんな怖い顔しちゃって。あなたもあの女と同じね。二度と私の前に現れないでってこの前も言ったけど、今は無理ね。私達は教師と生徒。私が居なくなるか、あなたが居なくなるかしないとそんな事出来ないもんね」

「藤川先生、あたし達の関係をばらすつもりは?」

「あなたの態度次第でばらすかもね。まあ、頭を下げるなら考えてもいいけど?」

「頭を下げればいいんですね?」

「奏?」

奏は床に正座して手をつき、頭を下げた。
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