【完】恋の治療は保健室で〜秘密の遠距離恋愛〜
「奏!」

見たくない。楓舞さんが他の女の人といるところなんて耐えられない。



「あらあら。あの子ったら嫉妬かしら?」

「奏...」

「僕が追いかけます」

「待て。こうなったのは僕の責任だ。僕が奏を追いかける。藤川さん離してくれ」

「ほっときなさいよ。子供の嫉妬なんて一瞬よ。しばらくすれば勝手に元気になって帰ってくるわよ」

パシッ!

「いい加減にしてくれ。僕は奏以外の人は考えられないんだ」
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