【完】恋の治療は保健室で〜秘密の遠距離恋愛〜
「生意気なのはどっちですか!?好き勝手言って、あたしが楓舞さんとつり合ってないだ?そんなの自分でちゃんと分かっているわよ!昨日まであたしは楓舞さんの本当の彼女じゃない、ふさわしくないって思っていた。けど、こんなあたしに楓舞さんは言ってくれた。ふさわしいどうかは自分が決めるって。今だって、藤川先生の方がお似合いだって思ってる。けど、それは見た目だけ。見た目だけじゃ本当に好きかどうかなんて分からない。けどね、あたしはあんた達みたいにただいいよってばかりの人達とは違う。そんな人達に楓舞さんは絶対に渡さない...!渡さないんだから!」

「あらあら大胆な告白ね」

「こうなると思っていたから早く止めたかったんだ...」

「あいつらしいな。けど、ここでこんなに叫ぶとはさすがにまずいな」
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