【完】恋の治療は保健室で〜秘密の遠距離恋愛〜
「このとおり元気いっぱいです!」

「ふふ。そうだ、奏に伝えておかないとね」

「なんですか?」

「二月にはそっちに戻る予定だから。春からまた、宜しくね」

「てことは...」

「薬師寺先生、戻ってくるんですか!?」

「ああ」

「まじかよ」

「奏、良かったね!」

「うん!」

でもそれって...。

「藤川先生とは一年でお別れですか」

「何残念そうに言ってるのよ。私は残るわよ?特にそんな話聞いてないし」

「僕は養護教諭もそうだけど、スクールカウンセラーとしてまた高校で働くんだ。理事長も承諾してくれたし」
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