【完】恋の治療は保健室で〜秘密の遠距離恋愛〜
「俺、去年の四組がやったお化け屋敷やりたいっす!」

そう言ったのは上野君。

「お化け屋敷か。いいな。お前らはどうだ?」

「さんせーい」

「異議なし!」

「去年より怖くしてやるか!」

「去年のはそんなに怖くなかったからね」

「だから怖がらなかったのはお前だけだ新田」

「よし決まりだ。今日から準備開始だ!はりきっていくぞー!」

「「「おーう!」」」

「ならメイドの岡ちゃんは必須だな」

「上野、衣装は任せたぞ!」

「おうよ!お化けも岡ちゃんもドンと来い!」

「なんでメイドの岡ちゃんが必須なんだ?」

岡先生、そこは気にしてはならないところです...。

「先生の呼び込みが一番効果あるからですよ!」

「そうなのか?なら今年もメイドの岡ちゃんで客を呼び込むぞー!」

なんとか場を切り抜けた感じだ。メイドの岡ちゃんは迫力が凄いからって誰も言えないよね。
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