【完】恋の治療は保健室で〜秘密の遠距離恋愛〜
「そっか。お前は確か、杉原に会う為に転校して来たんだよな。その女の子はその事は知ってるのか?」

「ああ。その事を言った時は何も言ってなかったんだけどね。帰ってから急に...」

「なんでそんなに帰ってきてほしいんだ?」

「さあ。理由は話してくれなかったよ。聞こうとしたらすぐ電話切っちゃうし」

「また難しいな」

「ごめんね。こんな事言って」

「何謝ってんだ。俺達、友達だろ?それくらいお易い御用だ。今日はここまでにしてまた明日考えようぜ。どうやったらその子が納得出来るか」

「ああ」

「それと杉原にはちゃんと言っとけよ?心配してるだろうからさ」

「そうだね。奏には言っとかないと」
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