【完】恋の治療は保健室で〜秘密の遠距離恋愛〜
この生活が数週間続いた。朝は瑠衣君が先に家を出ていて、あたしが朝ごはんを届ける。部活には行っているらしい。でも一度見に行けたことがない。そして今日からゴールデンウィーク。若菜と平川は大会。瑠衣君は部活の合宿に行った。あたしは一人、家でテレビを観ていた。
「瑠衣君と全然話せていない。それと薬師寺先生とも...」
ケンカした翌日も連絡はきたが、どう話していいか分からず、電話に出ないでいる。それでも毎日一回は必ずかかってくる。メールもきていたがそれも返信出来ないでいる。
「怒ってるだろうな薬師寺先生」
自分から何度も連絡しようとしたが、その勇気は出ず結局止めてしまう。
「瑠衣君と全然話せていない。それと薬師寺先生とも...」
ケンカした翌日も連絡はきたが、どう話していいか分からず、電話に出ないでいる。それでも毎日一回は必ずかかってくる。メールもきていたがそれも返信出来ないでいる。
「怒ってるだろうな薬師寺先生」
自分から何度も連絡しようとしたが、その勇気は出ず結局止めてしまう。