王子様の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―【コミカライズ原作】


そんな、そばで支えてきてくれた彼に

授賞を捧げられたら――⋯



ステージの上で永斗さんはマイクを手にして、顔を上げて前を見据えた。



私の心臓はどんどん加速する。

ああ、止まりそう。

つぶれそう。



どうか、お願いします。




「今年の授賞者は――――――――」






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