王子様の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―【コミカライズ原作】


自分が起きてるのか、寝てるのか分からなくなってきて


なのに、耳元で永斗さんの声が聞こえる



「寝る前に聞――い――とが―――て」



その声に意識を引き止められつつ


トクン、トクン⋯⋯と聞こえる心音が心地よくて。


また目を瞑る。


安心する⋯⋯。


とっても。


そのうち、空を飛んでるかのような


気持ちのいい浮遊感襲われて。


気持ちよくゆられていると


唐突に、何かが聞こえてきた

< 478 / 489 >

この作品をシェア

pagetop