具現化アプリ
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翌日、学校へ到着するとノドカの様子が明らかにおかしかった。
椅子に座り、クラスメートたちに声を掛けられても完全に無視しているのだ。
意地悪でそうしているのではなくて、顔色が悪く、今にも倒れてしまいそうだ。
「ちょっと、どうかしたの?」
さすがに心配になったあたしは声をかけた。
ノドカがゆっくりと顔を上げる。
目の下にはくっきりとクマが刻まれていて、眠っていないことがわかった。
「……昨日、コウダイからメッセージが来なかったの」
コウダイくんの名前が出た瞬間、心臓がドキッと大きく跳ねた。
思わずノドカから視線を外す。
「そ、そうなんだ?」
「こんなこと今まで1度もなかったんだよ? 毎日、寝るまでずっとメッセージしてたんだから!」
翌日、学校へ到着するとノドカの様子が明らかにおかしかった。
椅子に座り、クラスメートたちに声を掛けられても完全に無視しているのだ。
意地悪でそうしているのではなくて、顔色が悪く、今にも倒れてしまいそうだ。
「ちょっと、どうかしたの?」
さすがに心配になったあたしは声をかけた。
ノドカがゆっくりと顔を上げる。
目の下にはくっきりとクマが刻まれていて、眠っていないことがわかった。
「……昨日、コウダイからメッセージが来なかったの」
コウダイくんの名前が出た瞬間、心臓がドキッと大きく跳ねた。
思わずノドカから視線を外す。
「そ、そうなんだ?」
「こんなこと今まで1度もなかったんだよ? 毎日、寝るまでずっとメッセージしてたんだから!」