具現化アプリ
コウダイくんはノドカのことを思い出して渋い顔をする。
「それに比べてミキコちゃんはいい子そうだし、なにより本物の幽霊が見えるんだもんな。付き合うなら、全体にミキコちゃんの方がいいに決まってるよ」
その考え方は少し複雑だった。
コウダイくんはあたし自身を好きになって付き合うワケじゃない。
ノドカと比べてあたしの方がいいから、付き合う決意をしたのだ。
でも、文句は言っていられない。
あたしだってコウダイくんのことをなにも知らないまま、付き合うという条件を出したのだ。
「わかった。じゃあ、明日の放課後学校前まで来てくれる?」
「もちろん! 楽しみにしてるよ!」
「それに比べてミキコちゃんはいい子そうだし、なにより本物の幽霊が見えるんだもんな。付き合うなら、全体にミキコちゃんの方がいいに決まってるよ」
その考え方は少し複雑だった。
コウダイくんはあたし自身を好きになって付き合うワケじゃない。
ノドカと比べてあたしの方がいいから、付き合う決意をしたのだ。
でも、文句は言っていられない。
あたしだってコウダイくんのことをなにも知らないまま、付き合うという条件を出したのだ。
「わかった。じゃあ、明日の放課後学校前まで来てくれる?」
「もちろん! 楽しみにしてるよ!」