具現化アプリ
6つめ
帰宅後あたしはすぐに体育館の幽霊について検索した。
都市伝説になっている幽霊は、体育館でバスケットボールを使っているようだ。
その姿はおぼろげだけれど、ユニフォームを着ているという。
「死んでからもバスケがしたかったんだろうなぁ」
写真を探しながらボソリと呟く。
そこであたしは実際にユニフォームをきている男の子の写真をスマホに保存した。
その存在を幽霊ぽくするため加工していく。
以前はこの加工アプリを使ったことがすぐにバレたけれど、実体化するのだから今度は誰にも気がつかれないだろう。
せっせと作業をしていると、ノドカからのメッセージが届いた。
今忙しいのにと、軽く舌打ちをする。
仕方なくメッセージを確認すると、コウダイくんに振られたと書かれていてあたしは手を止めた。
あの後、コウダイくんはすぐにノドカに連絡を取ってくれたようだ。
都市伝説になっている幽霊は、体育館でバスケットボールを使っているようだ。
その姿はおぼろげだけれど、ユニフォームを着ているという。
「死んでからもバスケがしたかったんだろうなぁ」
写真を探しながらボソリと呟く。
そこであたしは実際にユニフォームをきている男の子の写真をスマホに保存した。
その存在を幽霊ぽくするため加工していく。
以前はこの加工アプリを使ったことがすぐにバレたけれど、実体化するのだから今度は誰にも気がつかれないだろう。
せっせと作業をしていると、ノドカからのメッセージが届いた。
今忙しいのにと、軽く舌打ちをする。
仕方なくメッセージを確認すると、コウダイくんに振られたと書かれていてあたしは手を止めた。
あの後、コウダイくんはすぐにノドカに連絡を取ってくれたようだ。