具現化アプリ
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翌日、学校へ行くとノドカは沈み込んでいた。
コウダイくんからメッセージが来なかっただけで眠れなくなっていたノドカのことだから、休んでいるかと思った。
「ちょっとノドカ、大丈夫?」
昨日メッセージを貰っていたので、一応声をかけた。
ノドカは真っ赤に充血した目をこちらへ向ける。
「ミキコ……」
ジワリと、ノドカの目に涙が浮かんできた。
「そんな状態なのにどうして学校へ来たの? 休めばよかったのに」
あたしは呆れて言った。
学校を休んでくれていた方が、あたしにとっても気楽でよかったのに。
「だって、1人で家にいたらどんどん涙が出てきちゃうんだもん」
ノドカはそう言って滲んできた涙をハンカチでぬぐった。
「でも、授業所じゃないんじゃない?」
「そうなんだけどね……」
ノドカはそう言うと沈み込んでしまった。
あたしはそんなノドカを見て肩をすくめ、自分の席へと向かったのだった。
翌日、学校へ行くとノドカは沈み込んでいた。
コウダイくんからメッセージが来なかっただけで眠れなくなっていたノドカのことだから、休んでいるかと思った。
「ちょっとノドカ、大丈夫?」
昨日メッセージを貰っていたので、一応声をかけた。
ノドカは真っ赤に充血した目をこちらへ向ける。
「ミキコ……」
ジワリと、ノドカの目に涙が浮かんできた。
「そんな状態なのにどうして学校へ来たの? 休めばよかったのに」
あたしは呆れて言った。
学校を休んでくれていた方が、あたしにとっても気楽でよかったのに。
「だって、1人で家にいたらどんどん涙が出てきちゃうんだもん」
ノドカはそう言って滲んできた涙をハンカチでぬぐった。
「でも、授業所じゃないんじゃない?」
「そうなんだけどね……」
ノドカはそう言うと沈み込んでしまった。
あたしはそんなノドカを見て肩をすくめ、自分の席へと向かったのだった。