具現化アプリ
オフ会~ノドカサイド~
中学に入学してすぐの頃、あたしはとある交流サイトにはまっていた。
それはオカルト好きな若者たちが集まるサイトで、毎日色々な怪奇現象、都市伝説が書き込まれている。
あたしはそのサイトの常連の1人だった。
と言っても、自分から発言することはなくて、もっぱら読んでいるだけだけれど。
《匿名希望:今日、あたしの学校で幽霊見たって子がいたよ!》
《名無し:まじで!? どんな幽霊?》
《匿名希望:両足のない女の子がトイレから出て来たんだって!》
《名無し:なにそれ怖い!》
《コウダイ:俺もそういう話大好き!》
それは突然の書き込みだった。
みんな匿名希望や名無しと言った名前を使い、ハンドルネームも使っていない中に現れたコウダイの名前。
一瞬、交流サイトのSNSが止まった。
みんなコウダイへ向けてどう反応するか考えているように思えた。
それはオカルト好きな若者たちが集まるサイトで、毎日色々な怪奇現象、都市伝説が書き込まれている。
あたしはそのサイトの常連の1人だった。
と言っても、自分から発言することはなくて、もっぱら読んでいるだけだけれど。
《匿名希望:今日、あたしの学校で幽霊見たって子がいたよ!》
《名無し:まじで!? どんな幽霊?》
《匿名希望:両足のない女の子がトイレから出て来たんだって!》
《名無し:なにそれ怖い!》
《コウダイ:俺もそういう話大好き!》
それは突然の書き込みだった。
みんな匿名希望や名無しと言った名前を使い、ハンドルネームも使っていない中に現れたコウダイの名前。
一瞬、交流サイトのSNSが止まった。
みんなコウダイへ向けてどう反応するか考えているように思えた。