具現化アプリ
☆☆☆
この怪しいアプリを使ってくれそうな子なんているかな……。
コウダイと仲良くなるためとはいえ、得体のしれないものを人にオススメするのは気が引ける。
慎重に人を選ばないといけない。
そう考えながら翌日登校すると、またミキコが霊感の話でクラスメートたちを引きとめていた。
しかし、クラスメートたちの顔はうさんくさそうに眉をひそめたり、あくびをしたりしている。
さすがにミキコのデマに飽き飽きしてきているのだろう。
明らかにデマだとわかることばかり言っているのだから、長く続くわけがないと思っていた。
「ミキコの話って絶対に嘘だよね」
「だよね。霊感があるっていいながら、全然幽霊見せてくれないしさぁ」
そんな声がどこからか聞こえてきた。
この怪しいアプリを使ってくれそうな子なんているかな……。
コウダイと仲良くなるためとはいえ、得体のしれないものを人にオススメするのは気が引ける。
慎重に人を選ばないといけない。
そう考えながら翌日登校すると、またミキコが霊感の話でクラスメートたちを引きとめていた。
しかし、クラスメートたちの顔はうさんくさそうに眉をひそめたり、あくびをしたりしている。
さすがにミキコのデマに飽き飽きしてきているのだろう。
明らかにデマだとわかることばかり言っているのだから、長く続くわけがないと思っていた。
「ミキコの話って絶対に嘘だよね」
「だよね。霊感があるっていいながら、全然幽霊見せてくれないしさぁ」
そんな声がどこからか聞こえてきた。