具現化アプリ
コウダイくんはとても楽しそうに言う。
「そんな……」
「ほら、もうお腹も消えちゃったよ?」
「嫌……! お願い早くこの悪魔を消して!」
「無理だよ。具現化させる時間は最初に設定しなきゃいけない。でもあたしたちは設定しなかった。時間設定をしないとどのくらいその場に出現しているか、覚えてるよね?」
ノドカの言葉に氷つく。
時間設定しなかった場合の出現時間は……24時間。
「でも、24時間もいらなかったみたいだな」
コウダイくんの声が突然歪んだ。
視界も歪み、とても気分が悪くてその場に膝をついた。
「あ~あ、肩まで消えてきちゃったね」
ノドカに言われて確認すると、歪む視界の中で消えかけた自分の肩が見えた。
「嫌……! 嫌!!」
自分の声もグニャグニャと歪んで聞こえてくる。
「そんな……」
「ほら、もうお腹も消えちゃったよ?」
「嫌……! お願い早くこの悪魔を消して!」
「無理だよ。具現化させる時間は最初に設定しなきゃいけない。でもあたしたちは設定しなかった。時間設定をしないとどのくらいその場に出現しているか、覚えてるよね?」
ノドカの言葉に氷つく。
時間設定しなかった場合の出現時間は……24時間。
「でも、24時間もいらなかったみたいだな」
コウダイくんの声が突然歪んだ。
視界も歪み、とても気分が悪くてその場に膝をついた。
「あ~あ、肩まで消えてきちゃったね」
ノドカに言われて確認すると、歪む視界の中で消えかけた自分の肩が見えた。
「嫌……! 嫌!!」
自分の声もグニャグニャと歪んで聞こえてくる。