具現化アプリ
ふたつめ、階段の数が変わる。
これは13階段の噂だ。
普段は12段しかないのに、放課後忘れ物を取りに1人で教師へ向かうと一段増えているという。
そしてそれは黄泉の国へとつながっているのだ。
「う~ん……怖いのは怖いけれど、中学生なんだから少しずつ内容を変えてみようかな」
たとえば、ピアノの音が鳴る時に黒いモヤがピアノを引いているとか。
そう考えて、あたしはピアノの幽霊で画像を検索した。
可愛いイラストや、作り物の写真が出てくる中で、あたしは手だけが写された写真を見つけた。
鍵盤に置かれた手は青白く、これが空中に浮いてピアノを弾いているところを想像したのだ。
頭の中で想像するだけで十分に怖い!
「よし、明日はこれに決まり!」
あたしは手の写真をスクリーンショットに収めた。
「次はこの手の持ち主ついて詳細を考えておかなきゃね」
これは13階段の噂だ。
普段は12段しかないのに、放課後忘れ物を取りに1人で教師へ向かうと一段増えているという。
そしてそれは黄泉の国へとつながっているのだ。
「う~ん……怖いのは怖いけれど、中学生なんだから少しずつ内容を変えてみようかな」
たとえば、ピアノの音が鳴る時に黒いモヤがピアノを引いているとか。
そう考えて、あたしはピアノの幽霊で画像を検索した。
可愛いイラストや、作り物の写真が出てくる中で、あたしは手だけが写された写真を見つけた。
鍵盤に置かれた手は青白く、これが空中に浮いてピアノを弾いているところを想像したのだ。
頭の中で想像するだけで十分に怖い!
「よし、明日はこれに決まり!」
あたしは手の写真をスクリーンショットに収めた。
「次はこの手の持ち主ついて詳細を考えておかなきゃね」