具現化アプリ
☆☆☆
5時間目が終わって休憩時間に入ったとき、あたしとノドカはまっすぐ校庭へと向かった。
幸い、今校庭を使っている生徒たちはいない。
「どの辺に出現させればいいかな……」
グランドを見回してみると、どこも目立つ。
6時間目にグラウンドを使うクラスがあればすぐに気がついて大騒ぎになりそうだ。
それはそれで面白そうだけど、今回はあたしが『あそこに見える!』と、証言する場面をクラスメートたちに見せたいと思っていた。
「もっと奥の方がよさそうだね」
ノドカは校舎裏へと歩いて行く。
前にマナミたちに呼び出された場所だ。
「ここでいいんじゃない?」
ジメジメとした校舎裏で立ち止まるノドカ。
「ここって前に呼び出された場所だよね?」
「だから余計にいいんじゃない? マナミたち、自分がどんな場所で何をしたのか知って、怖がると思うよ?」
ノドカの言葉に、マナミとリサの2人が怖がっている様子が目に浮かんでくる。
あたしはニヤリと笑って頷いた。
5時間目が終わって休憩時間に入ったとき、あたしとノドカはまっすぐ校庭へと向かった。
幸い、今校庭を使っている生徒たちはいない。
「どの辺に出現させればいいかな……」
グランドを見回してみると、どこも目立つ。
6時間目にグラウンドを使うクラスがあればすぐに気がついて大騒ぎになりそうだ。
それはそれで面白そうだけど、今回はあたしが『あそこに見える!』と、証言する場面をクラスメートたちに見せたいと思っていた。
「もっと奥の方がよさそうだね」
ノドカは校舎裏へと歩いて行く。
前にマナミたちに呼び出された場所だ。
「ここでいいんじゃない?」
ジメジメとした校舎裏で立ち止まるノドカ。
「ここって前に呼び出された場所だよね?」
「だから余計にいいんじゃない? マナミたち、自分がどんな場所で何をしたのか知って、怖がると思うよ?」
ノドカの言葉に、マナミとリサの2人が怖がっている様子が目に浮かんでくる。
あたしはニヤリと笑って頷いた。