こぼれ落ちていく
『あっ!ごめん!お待たせ。』

着替え終わって、表にでたら、竜也が待っていてくれた。

その日は、バス停まで一緒に歩いた。

そして、別々のバスに乗りこむ。

竜也と私の家は、反対方面なんだ。

その日の帰り道、私は竜也と何を話たなんて覚えてないよ。
覚えているのは、
手も繋いでなくて、

なんだか、お互いぎこちなくって、

なんだか、まるで中学生カップルみたいだったよね。

竜也かっこいいー!!
こんな男前の彼氏ができて、私は幸せです。

って、めっちゃ浮かれていたのを
今でもはっきり覚えてます。
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