こぼれ落ちていく

『竜也は…私を…捨てたりしない?』

『捨てたりしないよ。一生離さない。』

竜也が私を強く抱きしめる。

『私は……家族を…………捨てたんだ………………。』

声にならない程の声で呟いた。


『ごめん。寂しい…………よね?』






私は小さく首を立てに動かした。
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