こぼれ落ちていく
私は一通り仕事の説明を
聡にうけた。

『あっ。それと店では18歳ってことにしてね。』

『うんわかった。』

いまいち
ピンッてこなかったけど
働いてみたらわかるよね?

みたいなぁ………。


時刻は5時。

あっ!!ヤバイ!!

今日は絶対
竜也にご飯作って待っていよう。

って決めてたんだ……。


もう帰りたい………。




時計と聡の顔を繰り返し見た。


『あっ。時間ない系?』

『ない系!!』

系ってどんな系統だよ!!


『呼び出しててごめんね!』

『いいよー。お前の我が儘にはなれっこさ。』

と言って聡は
伝票を持ちレジに向かった。
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