こぼれ落ちていく
竜也が涙を流した次の日

竜也の態度が冷たくなりました。


シングルベッドで2つに並ぶ枕は
今じゃ私の枕だけです。

竜也は、畳の上に布団を敷いて布団で眠るようになりました。

『なんで?』って聞いても
『狭いから』と、しか答えてくれません。


たまに竜也は
私が眠りについた頃に
私が眠るベッドに入り込んできて

私の服を脱がし

私を犯します。



『やめて!』
って泣いてもやめてくれません。


そんな私を無視して
黙って出すもの出したら

また畳に敷いてあるベッドに戻り
勝手に眠りにつくのです。



そんな夜は
私は涙で枕を濡らすんだ。











───竜也は私を見てくれていない。






そんな私達はめっきり会話も減り


2人で笑うこともなくなってきました。
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